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時を超えた想い

2016年01月16日
お久しぶりです。

いかがお過ごしですか?

さくらは年末年始と占いのお仕事が忙しくてなかなかブログ更新が出来ませんでした。

今年はイトーヨーカドとイオンのカルチャーセンターの講師&占いブース&個人レッスン&個人鑑定&一般のパート&趣味の韓国語というメニューになっています。

占いのお仕事は営業は殆どやっていません。ブースで「さくらんぼの名刺」をお渡しするぐらいかな。

営業してお仕事を増やしたら体がもたなくなりますし、全てはご縁あってのことですから。


この年末年始の鑑定で載せられそうなものをいくつか書いてみようとおもいます。


大正生まれのご婦人のお話です。

大正!?とびっくりしましたが、デパートに一人でお買い物にいらしての帰りでした。

ご主人とお子さん二人とはすでに住む世界が違い、今世で寂しい思いをされているとのことでした。

しばらく鑑定しましたが本当に気になることはどこか別にあるような感がぬぐえないも、ご本人から言ってこられないのでお代金清算を記入しながら、「これでもういいですか?他に聞きたいことありませんか?」と伺ったところ

「亡くなった人の気持ちも見れるの?」とご婦人・・・
きっと これが一番知りたかったことだと感じたので、時間はとうに過ぎていましたが「大丈夫ですよ」と話を聞いてみました。

(むしろ 得意なのです・・・さくらは)

第二次世界大戦がはじまる前に、23歳の男性から見初められて結婚しようとした人がいたそうです。お付き合いもする間もなくその人に「赤紙」が届き、戦地に向かう数日前に彼の頼みで、ご婦人は横須賀まで彼女の父に連れられて会いに行たそうです。頭のいい好青年だったそうです。

戦争から戻ったら結婚をする約束だったそうですが、その1年半後にその人は戦死してしまいます・・・・

その時の彼の自分への気持ちを知りたいということでした。

彼のお名前と当時の顏を思い浮かべてもらいながら出したカードには、ご婦人を想うカードが4枚と彼の夢と夫婦と太陽というカードで埋まりました。

彼は当時のご婦人を若くて素直で優しくしっかり者と思っていたみたいでした。
彼女が彼の希望であり夢であったこと、結婚も考えていたこと。彼の夢は教師であったようなことが出ていました。

ご婦人によるととても頭のいい人だったので、学校の先生になりたい様な話は聞いたことがありますとお話してくださいました。

70年以上の時が過ぎた今、彼の気持ちを確かめられて良かったと・・・
悲しいさと嬉しさが混じったような微笑みを浮かべられていたのが印象的でした。

「戦争が無かったら・・・もっと別の人生を送っていたのに・・・戦争が全てを狂わせたのよ・・・戦争はよくない・・・」と最後涙目になりながらありがとうと帰っていかれました。

切ない女心と戦争の苦しさ、夫と子供に先だたれた寂しさ・・・

不幸ばかりの人生ではないけど、そこには複雑な思いが絡みあっているのが人生なんだね・・・ご婦人の背中を見送る私も悲しさの混じった笑顔になっていました。

また来てください。
見えない人と触れたくなった時・・・
カードでお繋ぎするのででよければ・・・・