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産れた瞬間から

産れた瞬間から時間って滅する方向に向かって行くんですよね。

今から数十年前

初めて子どもを産んだ時

さぞかし喜びに満ちて幸せをかみしめるであろう自分を想像していました。

難産だったから さらに嬉しく思えると思っていました。

それは小春日よりの夜でした。

わが子の泣き声を聞いた瞬間

わが子との遠い先の別れを 悲しむ自分に 驚きました。

この子といつか 別れる日がくることは変えられない。

それが寂しく 切なくてね。

この喜ばしい 瞬間に

先の悲しみを見つめる自分って

普通ではないかも?と。


次男の時も難産でした。

あと数秒遅れていたら 今の次男はこの世にはいませんでした。

次男は呼吸が止まっており、痛みに耐えながらお医者さんに「もうだめですか・・・?」と聞き、次男が逆さ吊りにて背中を叩かれ泣き声が聞こえた瞬間に私は気を失いました。

あの時は緊急事態でお腹を切ったので、麻酔がまわるのが待てないぐらい急いでいましたから、ほっとした頃に麻酔が効いてきました。


私は幼い頃から霊をみていたせいか、20代の頃から生と死が対のように感じていたのかも知れません。


時間って永遠に流れる大きな大河で、命はその大河の流れに従い

尽きるまで流され、やがて沈んでいくんですよね。

再び浮上する時は

また 新しい命となり時間という大河に



不思議な サイクルです・・・